♰ キリストにおいてすべてを新しく見る ♰

Generic filters
Exact matches only
Filter by content type
Comments
Attachments

教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

悲しみの聖母 (9/15)

FacebookTwitterEmailLinePrintFriendly

多くの苦しみによって従順を学ばれました

ヘブライ5:8
集会祈願

聖なる父よ、聖母マリアは十字架のもとに立ち、御子イエスと苦しみをともにしました。教会が、聖母とともに御子の苦しみに結ばれて、その復活にもあずかることができますように。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

🌸 第一朗読 (ヘブライ5.7-9)

 7キリストは、肉において生きておられたとき、激しい叫び声をあげ、涙を流しながら、御自分を死から救う力のある方に、祈りと願いとをささげ、その畏れ敬う態度のゆえに聞き入れられました。 8キリストは御子であるにもかかわらず、多くの苦しみによって従順を学ばれました。 9そして、完全な者となられたので、御自分に従順であるすべての人々に対して、永遠の救いの源となられたのです。

🌸 答唱詩編 詩編31 典145 ①③

 父よ、あなたこそわたしの神。
  わたしのすべてをあなたに。

神よ、あなたのもとにわたしはのがれる。
とこしえに恥を負わせず、
正義によって救ってください。
あなたの手にわたしの霊をゆだねる。
神よ、まことの神よ、
わたしをあがなってください。【答】

神よ、わたしはあなたにより頼む。
あなたこそわたしの神。
あなたの手にわたしの生涯を委ねる。
わたしの敵から救い出してください。 【答】

アレルヤ唱 典

アレルヤ、アレルヤ。幸せなかたマリア、あなたは主の十字架のもとでともに苦しみ、殉教の勝利を得られた。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (ヨハネ19.25-27)

ヨハネによる福音

 25〔そのとき、〕イエスの十字架のそばには、その母と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアとが立っていた。 26イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。 27それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です。」そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。

または ルカ2.33-35
ルカによる福音

 33〔そのとき、イエスの〕父と母は、幼子についてこのように言われたことに驚いていた。 34シメオンは彼らを祝福し、母親のマリアに言った。「御覧なさい。この子は、イスラエルの多くの人を倒したり立ち上がらせたりするためにと定められ、また、反対を受けるしるしとして定められています。 35――あなた自身も剣で心を刺し貫かれます――多くの人の心にある思いがあらわにされるためです。」

奉納祈願

いつくしみ深い神よ、あなは、十字架のもとに立つ聖母マリアをわたしたちの母としてくださいました。聖母の祝日に、あなたをたたえてささげる供え物と祈りを受け入れてください。私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

拝領祈願

信じる者の力である神よ、救いの秘跡を受けて祈ります。御子とともに苦しむ聖母にならい、キリストの苦しみの欠けたところを、そのからだであるわたしたちが進んで満たすことができますように。私たちの主イエス・キリストによって。アーメン。

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 先年、東京の黙想の家を建て替えたとき、聖母のご像やご絵があったらいいなと、いろいろ調べました。しかし、聖母の像や絵は、若く、美しく、汚れを知らない乙女マリア、あるいは、幼児イエスを抱く若い母をイメージしたものばかり。年老いた聖母を描いたものはほとんどありませんでした。
 ドイツで出版された、若者向けの要理入門書「YOUCAT」の中に、有名な神学者、カール・ラーナーが教会について語った言葉があります。「教会は、しわしわでシミだらけの老婆です。それでも教会はあなたの母です。だれでも母親を打ったりはしないでしょう」と。彼は、様々な批判を浴びるヨーロッパの教会について語っていますが、同じことは聖母マリアについても、言えるでしょう。
 フランシスコ教皇は、『キリスト者の希望』というテーマでの連続講話の中で、こう言っています、「マリアは、先の見えない人生に暗い気持ちになるような女性ではありません。・・・マリアは、幸せなときも、避けたいような悲劇にあっても、わたしたちに伝えられているような生き方を引き受けておられます。自分の子が十字架の木に釘付けられた、マリアにとって究極の闇となる夜までをも受け入れるほどです。・・・『マリアは立っていた』。もっともつらい瞬間に、もっともむごい瞬間に、わが子とともに苦しんでいたのです」と。
 悲しみの聖母の記念日に、自分の独自な聖母のイメージを描いてみたらどうでしょう。十字架を担われたキリストの最も近くにおられ、世のすべての人の苦しみ、痛み、罪を、キリストと共に負われた年老いた聖母の姿を思い描いて。(S.T.)

FacebookTwitterEmailLinePrintFriendly

関連投稿🌸

聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

コメントする