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あなたはメシア、生ける神の子です

マタイ16:16
集会祈願

すべてを治められる神よ、使徒ペトロとパウロの殉教をたたえて祈ります。教会が信仰の礎となった使徒の教えを受け継ぎ、その真理を世界にあかしすることができますように。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

🌸 第一朗読 (使徒言行録12.1-11)

 1そのころ、ヘロデ王は教会のある人々に迫害の手を伸ばし、 2ヨハネの兄弟ヤコブを剣で殺した。 3そして、それがユダヤ人に喜ばれるのを見て、更にペトロをも捕らえようとした。それは、除酵祭の時期であった。 4ヘロデはペトロを捕らえて牢に入れ、四人一組の兵士四組に引き渡して監視させた。過越祭の後で民衆の前に引き出すつもりであった。 5こうして、ペトロは牢に入れられていた。教会では彼のために熱心な祈りが神にささげられていた。
 6ヘロデがペトロを引き出そうとしていた日の前夜、ペトロは二本の鎖でつながれ、二人の兵士の間で眠っていた。番兵たちは戸口で牢を見張っていた。 7すると、主の天使がそばに立ち、光が牢の中を照らした。天使はペトロのわき腹をつついて起こし、「急いで起き上がりなさい」と言った。すると、鎖が彼の手から外れ落ちた。 8天使が、「帯を締め、履物を履きなさい」と言ったので、ペトロはそのとおりにした。また天使は、「上着を着て、ついて来なさい」と言った。 9それで、ペトロは外に出てついて行ったが、天使のしていることが現実のこととは思われなかった。幻を見ているのだと思った。 10第一、第二の衛兵所を過ぎ、町に通じる鉄の門の所まで来ると、門がひとりでに開いたので、そこを出て、ある通りを進んで行くと、急に天使は離れ去った。 11ペトロは我に返って言った。「今、初めて本当のことが分かった。主が天使を遣わして、ヘロデの手から、またユダヤ民衆のあらゆるもくろみから、わたしを救い出してくださったのだ。」 

🌸 答唱詩編 詩編34 典128 ①②③

 主を仰ぎ見て、光を受けよう。
  主が訪れるひとの顔は輝く。

主をたたえよう、
明け暮れの賛美をくちにして。
主はわたしたちの口のほこり、
苦しむ時の心の喜び。  【答】

心を合わせて主をあがめ、
ともにその名をたたえよう。
主はわたしたちの祈りに心を留め、
全ての恐れを遠ざけてくださる。 【答】

主は貧しい者の叫びを聞き、
悩みの中からすくい出し、
主を恐れる者に使いをおくり、
支えとなって守ってくださる。  【答】

🌸 第二朗読 (二テモテ4.6-8、17-18)

 6〔愛する者よ、〕わたし自身は、既にいけにえとして献げられています。世を去る時が近づきました。 7わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走りとおし、信仰を守り抜きました。 8今や、義の栄冠を受けるばかりです。正しい審判者である主が、かの日にそれをわたしに授けてくださるのです。しかし、わたしだけでなく、主が来られるのをひたすら待ち望む人には、だれにでも授けてくださいます。
 17しかし、わたしを通して福音があまねく宣べ伝えられ、すべての民族がそれを聞くようになるために、主はわたしのそばにいて、力づけてくださいました。そして、わたしは獅子の口から救われました。 18主はわたしをすべての悪い業から助け出し、天にある御自分の国へ救い入れてくださいます。主に栄光が世々限りなくありますように、アーメン。

アレルヤ唱 典277「せいぺ・パウロ)

アレルヤ、アレルヤ。あなたはいわお。この岩の上にわたしの教会を建てよう。地獄の門もこれに勝つことができない。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (マタイ16.13-19)

マタイによる福音
 13イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。 14弟子たちは言った。「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤだ』と言う人もいます。ほかに、『エレミヤだ』とか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」 15イエスが言われた。「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」 16シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。 17すると、イエスはお答えになった。「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。 18わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。 19わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」

奉納祈願

全能の神よ、使徒の祈りに支えられてこの供えものをささげます。わたしたちが、心をこめてキリストの奉献にあずかることができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

拝領祈願

恵み豊かな神よ、秘跡に養われたわたしたちが初代教会にならい、ともにパンを裂き、使徒の教えを守り、心と思いを一つにして、あなたの愛に生きることができますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 今日は、教会を支える二本の柱である「使徒聖ペトロ・聖パウロ」の祭日を迎えました。聖ペトロと聖パウロがエルサレムからローマまでの歩み、疲れを知らぬ福音宣教のために生涯をかけて教会の人々に仕え、主イエスに証したことは、この日に思い起こさせられました。さらに、ローマで殉教するまで、キリスト者としての証しを続けたこの両聖人の記念によって、彼らを「人生の証人」、「赦しの証人」、そして「主イエスの証人」として示されたことはお祝いされるのです。

 今日の福音書の中で、主イエスはシモンに次のように言われました。「あなたはペトロ。わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる」(マタイ16:18)。シモンが「岩(ペトロ)」と呼ばれたのは、堅実で信頼に足る人物だったからではなく、主イエスの上に人生を築くことを選んだからでした。聖パウロについても同じことが言えます。なので、わたしたちも、主イエスの教会を建設するための「岩」となるよう呼ばれています。

 ペトロは主イエスを否定するに至り、パウロは神の教会を迫害するという大きな過ちを犯すことにもかかわらず、この両聖人とも自分自身の力よりも、神の恵み、特に主イエスの力によってすべてを神の手にゆだねるようになりました。

 「皆互いに謙遜を身に着けなさい。なぜなら、『神は、高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる』からです」(一ペトロ5:5)。高慢は人を神から引き離します。高慢な人は、自分が他の人々よりも優れており、自分には誤りがないと思っています。つまり、誰をも必要としていないのです。高慢は、さまざまな小さな行いを通して獲得された謙遜さという美徳によって取り除くことができます。他の人々のいのちを大切にするために自らのいのち(自分の時間、友情、愛)を与える主イエス・キリストのように、わたしたちの心の中から高慢を取り除くように努めましょう。

 そうすると、「わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい」と言われた主イエスに証することができると思います。「ヨハネの子、シモン、わたしを愛しているか」(ヨハネ21,15)という主イエスの問いに苦しみ、「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」(使徒言行録9,4)という主イエスの声によって目が見えなくなったパウロは、回心の人生の証人であったと共に、主の赦しによってその弱さから立ち直った「赦しの証人」でもありました。また、ペトロとパウロは、何よりも「主イエスの証人」でした。

 今日のミサを通して、「あなたがたはわたしを何者だと言うのか」と尋ねた主イエスに、「あなたはメシア、生ける神の子です」(マタイ16,16)と答えたペトロ、「わたしにとって、生きるとはキリストである」(フィリピ1,21)と記したパウロの、キリストにおける信仰の証しを見つめることができました。

 聖ペトロと聖パウロの取り次ぎによって、主イエスと出会い、赦しを体験し、自分をくまなく捧げた両聖人のように、わたしたちも主イエスの生きた証人となれるように一緒にお祈りしましょう。

聖ペトロ聖パウロ使徒のミサ(6/29)
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