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教皇の意向:女性の役割 (4月)

復活節第六火曜日(5/16)

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弁護者をあなたがたのところに送る

ヨハネ16:7
集会祈願

🌸 第一朗読 (使徒言行録16.22-34)

 22〔その日、フィリピの町の群衆も一緒になってパウロとシラス〕を責め立てたので、高官たちは二人の衣服をはぎ取り、「鞭で打て」と命じた。 23そして、何度も鞭で打ってから二人を牢に投げ込み、看守に厳重に見張るように命じた。 24この命令を受けた看守は、二人をいちばん奥の牢に入れて、足には木の足枷をはめておいた。
25真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。 26突然、大地震が起こり、牢の土台が揺れ動いた。たちまち牢の戸がみな開き、すべての囚人の鎖も外れてしまった。 27目を覚ました看守は、牢の戸が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったと思い込み、剣を抜いて自殺しようとした。 28パウロは大声で叫んだ。「自害してはいけない。わたしたちは皆ここにいる。」 29看守は、明かりを持って来させて牢の中に飛び込み、パウロとシラスの前に震えながらひれ伏し、 30二人を外へ連れ出して言った。「先生方、救われるためにはどうすべきでしょうか。」 31二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」 32そして、看守とその家の人たち全部に主の言葉を語った。 33まだ真夜中であったが、看守は二人を連れて行って打ち傷を洗ってやり、自分も家族の者も皆すぐに洗礼を受けた。 34この後、二人を自分の家に案内して食事を出し、神を信じる者になったことを家族ともども喜んだ。

🌸 答唱詩編 詩編138 典134 ①③

アレルヤ唱 典267 ⓹

🌸 福音朗読 (ヨハネ16.5-11)

ヨハネによる福音
 5〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕今わたしは、わたしをお遣わしになった方のもとに行こうとしているが、あなたがたはだれも、『どこへ行くのか』と尋ねない。 6むしろ、わたしがこれらのことを話したので、あなたがたの心は悲しみで満たされている。 7しかし、実を言うと、わたしが去って行くのは、あなたがたのためになる。わたしが去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところに来ないからである。わたしが行けば、弁護者をあなたがたのところに送る。 8その方が来れば、罪について、義について、また、裁きについて、世の誤りを明らかにする。 9罪についてとは、彼らがわたしを信じないこと、 10義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなること、 11また、裁きについてとは、この世の支配者が断罪されることである。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 復活節も終わりが近づき、聖霊降臨の主日も2週間後に迫ってきた。連日読まれているヨハネ福音書も16章に入り、もっぱら聖霊の派遣に話題が移っている。ヨハネ福音書には、ルカのような劇的な聖霊降臨の話はなく、復活の主が弟子たちの前に現れ、息を吹きかけ「聖霊を受けなさい」と言われるだけ。聖霊の派遣とその働きについては、晩餐の説教で十分語られるからだろうか。

 神の子の受肉に始まる壮大な救いの計画は、聖霊の派遣によってはじめて完成されるものであった。復活された主イエスが派遣する聖霊によって、信じる人々は、まさに、人間の思い、力をはるかに超える神の世界に生きるものとされる。それは、あたかも、締め切った部屋の窓を開け放ち、外気を胸いっぱい吸い込むときのように、人間が神の息吹を受けて、まったく新しいいのちに生かされる存在へと生まれ変わるのである。

 ヨハネは、福音書のはじめの方で、「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」、また、「だれでも水と霊によって生まれなければ、神の国に入ることはできない」とのイエスの言葉を記している。これは、聖霊の派遣のことを指していたのである。聖霊は、イエスが語ったことを思い出させ、その意味を明らかにし、「世の誤りを明らかにする」。聖霊は、闇の中の光となり、弱さの中で力となり、悲しみを喜びに変え、真の平和をもたらす方である。聖霊に心を開き、すべてを委ねる恵みを願おう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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