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教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

復活節第五水曜日(5/10)

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わたしはまことのぶどうの木、

ヨハネ15:1
集会祈願

🌸 第一朗読 第一朗読 (使徒言行録15.1-6)

 1〔その日、〕ある人々がユダヤから下って来て、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と兄弟たちに教えていた。 2それで、パウロやバルナバとその人たちとの間に、激しい意見の対立と論争が生じた。この件について使徒や長老たちと協議するために、パウロとバルナバ、そのほか数名の者がエルサレムへ上ることに決まった。 3さて、一行は教会の人々から送り出されて、フェニキアとサマリア地方を通り、道すがら、兄弟たちに異邦人が改宗した次第を詳しく伝え、皆を大いに喜ばせた。 4エルサレムに到着すると、彼らは教会の人々、使徒たち、長老たちに歓迎され、神が自分たちと共にいて行われたことを、ことごとく報告した。 5ところが、ファリサイ派から信者になった人が数名立って、「異邦人にも割礼を受けさせて、モーセの律法を守るように命じるべきだ」と言った。
 6そこで、使徒たちと長老たちは、この問題について協議するために集まった。

🌸 答唱詩編 詩編122 典173 ①②

アレルヤ唱 典264 5B

🌸 福音朗読 (ヨハネ15.1-8)

ヨハネによる福音
 1〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕「わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。 2わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな、父が取り除かれる。しかし、実を結ぶものはみな、いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる。 3わたしの話した言葉によって、あなたがたは既に清くなっている。 4わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。 5わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。 6わたしにつながっていない人がいれば、枝のように外に投げ捨てられて枯れる。そして、集められ、火に投げ入れられて焼かれてしまう。 7あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば、望むものを何でも願いなさい。そうすればかなえられる。 8あなたがたが豊かに実を結び、わたしの弟子となるなら、それによって、わたしの父は栄光をお受けになる。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana
祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 3日前の主日に読まれた福音と同じ箇所が選ばれている。その時は、「つながる」という動詞を中心に考えたので、今日は、もう一つ、何度も出る「実を結ぶ」という言葉について考えたい。
 「あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない」。この「実」という言葉を聞くと、つい、果実、人間が好んで食べる甘くておいしい果物のことを考える。いくら生きるために欠かせない食糧が十分にあっても、甘い果物がなければ、どこかもの足りない思いをするのでは。しかし、実は、「実」は種が成長して芽を出し、木になり、葉が茂り、花を咲かせ、そこにはじめて生まれるもの。花は美しく目を楽しませてくれるが、時が来れば姿を消す。その後に生じる実は、いつまでも命を継承するようにと、花の後に生まれた種を守るためにあるもの。人間や動物は、その植物の命をある意味で横取りして生きている。
 実にとって大事なことは、いのちを次の世代につなぐ使命を実現すること。実を結ばなければ、いのちはそこで絶えてしまう。「ぶどうの木のたとえ」も、その実の話も、それと無関係ではないだろう。わたしたちが信仰を得、み言葉を聞き、秘跡に与り、教会に集うことが出来るのは、多くの宣教師や、先輩の方々、信仰のために命を捧げた殉教者たちの働きの結果である。彼らが、種を守る実を残してくださったからだろう。実は、自らのためではなく、次の世代のために残されるもの。わたしたちは、はたして、そのための実を結んでいるだろうか。少なくとも、実を結ぶように、しっかり木につながっているだろうか、振り返ってみよう。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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