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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第六月曜日(2/13)

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どうして、しるしを欲しがるのだろう

マルコ8:12
集会祈願

🌸 第一朗読 (創世記4.1-15、25)

1さて、アダムは妻エバを知った。彼女は身ごもってカインを産み、「わたしは主によって男子を得た」と言った。 2彼女はまたその弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。 3時を経て、カインは土の実りを主のもとに献げ物として持って来た。 4アベルは羊の群れの中から肥えた初子を持って来た。主はアベルとその献げ物に目を留められたが、 5カインとその献げ物には目を留められなかった。カインは激しく怒って顔を伏せた。 6主はカインに言われた。
「どうして怒るのか。どうして顔を伏せるのか。 7もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。」
8カインが弟アベルに言葉をかけ、二人が野原に着いたとき、カインは弟アベルを襲って殺した。
9主はカインに言われた。
「お前の弟アベルは、どこにいるのか。」
カインは答えた。
「知りません。わたしは弟の番人でしょうか。」
10主は言われた。
「何ということをしたのか。お前の弟の血が土の中からわたしに向かって叫んでいる。 11今、お前は呪われる者となった。お前が流した弟の血を、口を開けて飲み込んだ土よりもなお、呪われる。 12土を耕しても、土はもはやお前のために作物を産み出すことはない。お前は地上をさまよい、さすらう者となる。」
13カインは主に言った。
「わたしの罪は重すぎて負いきれません。 14今日、あなたがわたしをこの土地から追放なさり、わたしが御顔から隠されて、地上をさまよい、さすらう者となってしまえば、わたしに出会う者はだれであれ、わたしを殺すでしょう。」
15主はカインに言われた。
「いや、それゆえカインを殺す者は、だれであれ七倍の復讐を受けるであろう。」
主はカインに出会う者がだれも彼を撃つことのないように、カインにしるしを付けられた。
25再び、アダムは妻を知った。彼女は男の子を産み、セトと名付けた。カインがアベルを殺したので、神が彼に代わる子を授け(シャト)られたからである。

🌸 答唱詩編 詩編130 典117 ①②

アレルヤ唱 典269 ㊼

🌸 福音朗読 (マルコ8.11-13)

マルコによる福音
 11〔そのとき、〕ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。 12イエスは、心の中で深く嘆いて言われた。「どうして、今の時代の者たちはしるしを欲しがるのだろう。はっきり言っておく。今の時代の者たちには、決してしるしは与えられない。」 13そして、彼らをそのままにして、また舟に乗って向こう岸へ行かれた。

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

🌸 分かち合い

 パンを増やす出来事の直後に、ファリサイ派の人々がやってきて、イエスに願う、天からのしるしを見せてください、と。あたかもパンの奇跡が全くなかったかのように。だから、イエスは、「心の中で深く嘆いて言われた、『どうして、今の時代の者たちはしるしを欲しがるのだろう。はっきり言っておく。今の時代の者たちには、決してしるしは与えられない』と。「天からのしるし」と言うと、皆をあっと言わせるような、あるいは、恐ろしくて言葉にもならないような、天変地異のこと。世の終わりに現れるであろう、そんなしるしのこと。イエスは、そのようなしるしを与えるつもりはない。
 イエスは、それとは違う、しるしを与えて来られた。何人もの病人を癒し、悪霊を追い出し、目の不自由な人、耳の聞こえない人、歩けない人、彼らに健康を回復させ、自由を取り戻しておやりになった。その上、群衆がすべて満腹するように、パンをふやしてお与えになった。にもかかわらず、ファリサイ派の人々は信じようとしない。そうした不思議の中に、神が働いておられること、病める者、苦しむ者、虐げられている人々への神の愛が現れていることを悟ることができなかった。
 それが、ファリサイ派の人々だけでなく、イエスに特別に愛され、選ばれた弟子たちも同じであることをマルコは強調する。このすぐ後で、マルコは、これでもかと言わんばかりに、弟子たちの信仰のなさを描いて見せる。(S.T.)

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

2 comments

  1. 親が新興宗教に入っているプロテスタントの友人が、求道中だったぼくに、「宗教には教えがあり、キリスト教にも教えがあるが、キリスト教はそれだけでなく、物語性がある」と言った。
    ぼくは直ちに主任牧師に連絡し、翌週のイースターで洗礼への門、教友になった。

    一年後、地方都市で教師となっていたその友人に、カトリックの洗礼を受けたとの手紙を出すと、返事のカードに、

    「見ないのに信じる人は、幸いである。」
    (ヨハネによる福音書21章29節)と書いてあった。

    返信
    • ただ、この物語りに法則性はない、ということが大切であり、科学と同様、見立てや仮説に過ぎない。
      カール・ポパーが『歴史主義の貧困』と言ったのと同様、科学主義や原理主義によって、人間の自由を抑圧してはならない。

      迷ったら好きにすれば!
      と言われたk師の言葉を思い出した。

      返信

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