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教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

十二月十八日(降誕七日前)

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マリアの胎の子は聖霊によって宿った

マタイ1:20
集会祈願

???? 第一朗読 (エレミヤ23.5-8)

 5見よ、このような日が来る、と主は言われる。わたしはダビデのために正しい若枝を起こす。王は治め、栄えこの国に正義と恵みの業を行う。6彼の代にユダは救われイスラエルは安らかに住む。彼の名は、「主は我らの救い」と呼ばれる。7それゆえ、見よ、このような日が来る、と主は言われる。人々はもはや、「イスラエルの人々をエジプトの国から導き上った主は生きておられる」と言って誓わず、 8「イスラエルの家の子孫を、北の国や、彼が追いやられた国々から導き上り、帰らせて自分の国に住まわせた主は生きておられる」と言って誓うようになる。

???? 答唱詩編 詩編72 典60 ①④

アレルヤ唱 典257 (12月18日)

???? 福音朗読 (マタイ1.18-21)

マタイによる福音
 18イエス・キリストの誕生の次第は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人が一緒になる前に、聖霊によって身ごもっていることが明らかになった。 19夫ヨセフは正しい人であったので、マリアのことを表ざたにするのを望まず、ひそかに縁を切ろうと決心した。 20このように考えていると、主の天使が夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフ、恐れず妻マリアを迎え入れなさい。マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。 21マリアは男の子を産む。その子をイエスと名付けなさい。この子は自分の民を罪から救うからである。」

奉納祈願

拝領祈願

祈る花:Inoruhana

???? 分かち合い

 ヨセフとマリアは婚約中でしたが、まだ一緒にならない内にマリアが身籠りました。律法には、不貞は石打の刑と定められていました。しかし、ヨセフは、マリアを刑に処したくなかったので、内密に離縁しようと心の中で決めました。このことを思い巡らしていた時、御使いが夢に現われ、ヨセフにダビデ王の家系にあることを確認し、「その胎に宿っているものは聖霊による」と告げ、生まれてくる子は男子であり、その名を主イエス(主は救う)とつけよと告げました。「この方こそ、ご自分の民をその罪から救って下さる方」だからでした。マタイは、処女マリアが聖霊により身籠り、男子を生むことは、神が預言者イザヤを通し約束された事の成就、即ち、神の救いの約束、救い主到来の実現と記しました。

 ヨセフが生まれてくる子を救い主と迎え入れました。これはヨセフの「信仰」です。ヨセフは神の計画に対して全てを理解してではありませんでした。しかし、信仰をもって神が語られたことに従いました。苦しみや挑戦があっても、それを受け取ることになりました。神の御救いを受け取るとき、一時的に人に理解されないこともあるでしょう。でも、信仰は、従順の苦しみをも受け取ること、そういうことも全て含めて神に委ねることです。神の約束があるからです。「神は、私たちとともにおられ」、苦しみが絶望で終わるのではなく、苦しみを経て真の祝福と喜びに必ず導いて下さるのです。

 はじめに私たちと共におられた方は、世の終わりまでずっと見放すことなく、共におられるお方なのです。つまり人生の中で経験するどんな苦しい時も、辛い時も、受け入れがたい時にも、必ず主が共にいて下さると言うことです。良い時だけではありません、絶好調の時だけではないのです。駄目な時にも、苦しい時にも、病の時にも、どんな時にも主は我々と共にて下さる、私達の間に働かれておられる、そしてこの私たちの心の中におられると言うことです。ですから恐れる必要はない、心配する必要はないと励ましておられるのです。

 私たちはマリアにしてもヨセフにしても、大事なことは、何か自分にとって受け入れがたい出来事が起こった時に、悩み考えると言うことが大事ではないかと思います。ヨセフもマリアも、信じられないことが起こった時に、「考えていた」「思いめぐらしていた」とあります。何のことだろうと考え悩んでいる時に、神様は必ず、私たちにも聖書の御言葉を思い浮かばせたり、聖書の人物や場面を思い出させたりして、どう決断したらいいかを教えてくれるような気がします。悩む力、悩み抜くことです。そこに神様の御言葉や夢や幻が与えられるような気がします。

 自分の身に起こった事件や出来事を避けたりしないで、しっかりと表面から向き合うことが大事ですね。そしてその時の言葉を選び取り、その御言葉に従って決心して行くことが大事ではないでしょうか。そのためにもふだんから、聖書を読むこと、御言葉を暗唱すること、御言葉を調べることが大事です。

 神の救い、主イエス・キリストを、ヨセフのごとく受け入れ、神に立ち返り、十分分からないことや恐れをも神の御手に委ね、神とともに歩む真に幸いな歩み、へと出発して参りましょう。

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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