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教皇の意向:女性の役割 (4月)

年間第十八月曜日(偶数年)

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「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」

マタイ14:27
集会祈願

???? 第一朗読 (エレミヤ28:1-17)

 1その同じ年、ユダの王ゼデキヤの治世の初め、第四年の五月に、主の神殿において、ギブオン出身の預言者、アズルの子ハナンヤが、祭司とすべての民の前でわたしに言った。
 2「イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。わたしはバビロンの王の軛を打ち砕く。 3二年のうちに、わたしはバビロンの王ネブカドネツァルがこの場所から奪って行った主の神殿の祭具をすべてこの場所に持ち帰らせる。 4また、バビロンへ連行されたユダの王、ヨヤキムの子エコンヤおよびバビロンへ行ったユダの捕囚の民をすべて、わたしはこの場所へ連れ帰る、と主は言われる。なぜなら、わたしがバビロンの王の軛を打ち砕くからである。」
 5そこで、預言者エレミヤは主の神殿に立っていた祭司たちとすべての民の前で、預言者ハナンヤに言った。 6預言者エレミヤは言った。
 「アーメン、どうか主がそのとおりにしてくださるように。どうか主があなたの預言の言葉を実現し、主の神殿の祭具と捕囚の民すべてをバビロンからこの場所に戻してくださるように。 7だが、わたしがあなたと民すべての耳に告げるこの言葉をよく聞け。 8あなたやわたしに先立つ昔の預言者たちは、多くの国、強大な王国に対して、戦争や災害や疫病を預言した。 9平和を預言する者は、その言葉が成就するとき初めて、まことに主が遣わされた預言者であることが分かる。」
 10すると預言者ハナンヤは、預言者エレミヤの首から軛をはずして打ち砕いた。 11そして、ハナンヤは民すべての前で言った。
 「主はこう言われる。わたしはこのように、二年のうちに、あらゆる国々の首にはめられているバビロンの王ネブカドネツァルの軛を打ち砕く。」
 そこで、預言者エレミヤは立ち去った。12預言者ハナンヤが、預言者エレミヤの首から軛をはずして打ち砕いた後に、主の言葉がエレミヤに臨んだ。
 13「行って、ハナンヤに言え。主はこう言われる。お前は木の軛を打ち砕いたが、その代わりに、鉄の軛を作った。 14イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。わたしは、これらの国すべての首に鉄の軛をはめて、バビロンの王ネブカドネツァルに仕えさせる。彼らはその奴隷となる。わたしは野の獣まで彼に与えた。」
 15更に、預言者エレミヤは、預言者ハナンヤに言った。
 「ハナンヤよ、よく聞け。主はお前を遣わされていない。お前はこの民を安心させようとしているが、それは偽りだ。 16それゆえ、主はこう言われる。『わたしはお前を地の面から追い払う』と。お前は今年のうちに死ぬ。主に逆らって語ったからだ。」
 17預言者ハナンヤは、その年の七月に死んだ。

???? 答唱詩編 詩編119 典75③④

アレルヤ唱 典

???? 福音朗読 (マタイ14:22-36)

マタイによる福音

 〔人々がパンを食べて満腹した後、〕イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。 23群衆を解散させてから、祈るためにひとり山にお登りになった。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。 24ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、逆風のために波に悩まされていた。 25夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。 26弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。 27イエスはすぐ彼らに話しかけられた。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」 28すると、ペトロが答えた。「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください。」 29イエスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。 30しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫んだ。 31イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。 32そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。 33舟の中にいた人たちは、「本当に、あなたは神の子です」と言ってイエスを拝んだ。
 こうして、一行は湖を渡り、ゲネサレトという土地に着いた。 35土地の人々は、イエスだと知って、付近にくまなく触れ回った。それで、人々は病人を皆イエスのところに連れて来て、 36その服のすそにでも触れさせてほしいと願った。触れた者は皆いやされた。

奉納祈願

拝領祈願

???? 分かち合い

 昨日、日曜日の福音は主イエスがパンを増やす奇跡を行ったという出来事を語りました。続いて、今日の福音はその出来事の直後の場面を述べます。主イエスはお一人で万の群衆を解散させ、弟子たちを強いて船に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その後、夜が明けるころ、湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれたという話です。

 さて、ここでは、皆さんと一緒に注目していきたいのはなぜ主イエスはお一人が残り、弟子たちを先に行かせましたかという疑問です。昨日の福音が語った通り、主イエスと弟子たちは宣教活動の中で、食事をする暇もないほど忙しく民衆とかかわっていて疲れ果てたので、休み場所を求めていたでしょう。肉体的にも精神的にも霊的にもエネルギーを充電する必要があり、孤独になる環境を求めています。

 しかし、ここでも休むことができなかったのです。主イエスは大勢の群衆を見ますと、深く憐れみ、その中の病人を癒し、休まずに人々とまた関わり続けています。ようやく群衆を解散する時間が来ました。その後、お一人がここに残り、山に登って、当初の目的を果たそうとされたことになりました。すなわち、父なる神との交わりです。お一人になり、静かな祈りの時間をもちます。

 主イエスと同じように、作道神父様も一年間休まずに働き、昨夜から八日間、お一人になり、静かな祈りの時間をとって、黙想をなさっています。神父様の黙想が豊かに実を結ぶことができますように、一緒に祈りましょう。

 主イエスが湖の上を歩いている場面に戻りましょう。暗闇と嵐の中で疲れ果てた弟子たちが格闘しています。本当に苦しんでいるような気がします。しかし、主イエスは祈りを急いでやめて、あわてて助けにいくようなことはされません。主イエスはご自分の時を静かに待ち続けられています。主イエスの助けは、しばらく遅いと思える時があるのです。例えば、ラザロのよみがえりの物語にしても、死んで四日(ヨハネ11:17参照)も経ってから主イエスは助けに行かれたのです。

 遅くなっても、主イエスは必ず苦しんでいる私たちのそばに来て助けてくださいます。これは皆さん、信じていますか。途中、何があっても疑わずに、前に進むということは今日の福音の個所に励まされているではないかと思います。このような希望をもって生きることができますように神の恵みを願い求めましょう。

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
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