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教皇の意向: 新たな殉教者 (3月)

年間第十四木曜日(偶数年)

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ただで受けたのだから、ただで与えなさい。

マタイ10:8
集会祈願

???? 第一朗読 (ホセア11:1-4、8c-9)

ホセアの預言

〔主は言われる〕
まだ幼かったイスラエルをわたしは愛した。
エジプトから彼を呼び出し、わが子とした。
2わたしが彼らを呼び出したのに
彼らはわたしから去って行き
バアルに犠牲をささげ
偶像に香をたいた。
3エフライムの腕を支えて
歩くことを教えたのは、わたしだ。
しかし、わたしが彼らをいやしたことを
彼らは知らなかった。
4わたしは人間の綱、愛のきずなで彼らを導き
彼らの顎から軛を取り去り
身をかがめて食べさせた。

イスラエルよ
お前を引き渡すことができようか。
アドマのようにお前を見捨て
ツェボイムのようにすることができようか。
わたしは激しく心を動かされ
憐れみに胸を焼かれる。
9わたしは、もはや怒りに燃えることなく
エフライムを再び滅ぼすことはしない。
わたしは神であり、人間ではない。
お前たちのうちにあって聖なる者。
怒りをもって臨みはしない。

???? 答唱詩編 詩編80 典80①⑤

アレルヤ唱 典268③ マルコ1:15

???? 福音朗読 (マタイ10:7-15)

マタイによる福音

〔その時、イエスは使徒たちに言われた。〕「行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。 8病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい。 9帯の中に金貨も銀貨も銅貨も入れて行ってはならない。 10旅には袋も二枚の下着も、履物も杖も持って行ってはならない。働く者が食べ物を受けるのは当然である。 11町や村に入ったら、そこで、ふさわしい人はだれかをよく調べ、旅立つときまで、その人のもとにとどまりなさい。 12その家に入ったら、『平和があるように』と挨拶しなさい。 13家の人々がそれを受けるにふさわしければ、あなたがたの願う平和は彼らに与えられる。もし、ふさわしくなければ、その平和はあなたがたに返ってくる。 14あなたがたを迎え入れもせず、あなたがたの言葉に耳を傾けようともしない者がいたら、その家や町を出て行くとき、足の埃を払い落としなさい。 15はっきり言っておく。裁きの日には、この町よりもソドムやゴモラの地の方が軽い罰で済む。」

奉納祈願

拝領祈願

???? 分かち合い

 主イエスによって選ばれ、派遣される使徒たちにイエスが託すメッセ―ジは、洗礼者ヨハネが告げ、イエス自身が語った、「天の国は近づいた」という言葉。
 聞きなれた言葉だが、あらためて考えてみると、そこに、イエスの存在、言葉、働きのすべてが込められていることに気づかされる。マタイがあえて「天の国」と読み替える「神の国」はイエスの説教の中心テーマであり、そのいやしの業が証ししようとしていた現実であり、人となられた神の子がもたらそうとされた神秘そのものである。
 それは、人間が理解しようとして持ち出す、あらゆる比較、たとえ、理屈、解釈を凌駕するもので、虚心に受け止めようとするものでなければ、決してとらえることができない。
 それを託され、宣べ伝えようとするものは、それにふさわしい態度を身につけることが求められる。それは、何らかの基準で測られる能力や資格、適正ではなく、もっぱら、何物にも頼らず、何物も自分のものと主張せず、すべてを「ただで受けた」ものとして、「ただで与える」者でなければならない。
 彼らのあいさつの言葉は、ひとえに「平和」。それも、まさに神が無償で与える恵みの業にほかならない。そのようなメッセージを携えるにふさわしいものとしていただくよう、回心の恵みを祈ろう。

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聖書の本文は日本聖書協会発行の「新共同訳聖書」を使用しております。
どうぞよろしくお願い致します。

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