小教区の教会のために祈る (1月)

復活節第七水曜日

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集会祈願

いつくしみ深い父よ、あなたの教会を顧みてください。聖霊によって集められたわたしたちが、心と思いを一つにしてあなたに仕えることができますように。聖霊の交わりの中で、あなたとともに世々に生き、支配しておられる御子、わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

🌸 第一朗読 (使徒20:28-38)

使徒たちの宣教

 〔その日、パウロはエフェソの教会の長老たちに言った。〕「 28どうか、あなたがた自身と群れ全体とに気を配ってください。聖霊は、神が御子の血によって御自分のものとなさった神の教会の世話をさせるために、あなたがたをこの群れの監督者に任命なさったのです。 29わたしが去った後に、残忍な狼どもがあなたがたのところへ入り込んで来て群れを荒らすことが、わたしには分かっています。 30また、あなたがた自身の中からも、邪説を唱えて弟子たちを従わせようとする者が現れます。 31だから、わたしが三年間、あなたがた一人一人に夜も昼も涙を流して教えてきたことを思い起こして、目を覚ましていなさい。 32そして今、神とその恵みの言葉とにあなたがたをゆだねます。この言葉は、あなたがたを造り上げ、聖なる者とされたすべての人々と共に恵みを受け継がせることができるのです。 33わたしは、他人の金銀や衣服をむさぼったことはありません。 34ご存じのとおり、わたしはこの手で、わたし自身の生活のためにも、共にいた人々のためにも働いたのです。 35あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました。」
 36このように話してから、パウロは皆と一緒にひざまずいて祈った。 37人々は皆激しく泣き、パウロの首を抱いて接吻した。 38特に、自分の顔をもう二度と見ることはあるまいとパウロが言ったので、非常に悲しんだ。人々はパウロを船まで見送りに行った。

🌸 答唱詩編 詩編68 典34⑥⑦

神に向かって喜び歌い、
  感謝の歌をささげよ。

神よ、あなたの力をあらわし、
あなたが建てられたものを強めてください。
世界の国々よ、神に向かって喜び歌え。
主をたたえて歌え。 【答】

神の声を聞け、
力みなぎる声を。
神の力をたたえよ。
勝利を授けるられる神に讃美。 【答】

アレルヤ唱 典268⑲

アレルヤ、アレルヤ。主よ、あなたのことばは真理。わたしたちを真理のうちに聖なる者にしてください。アレルヤ、アレルヤ。

🌸 福音朗読 (ヨハネ17:11b-19)

ヨハネによる福音

〔そのとき、イエスは天を仰ぎ、祈って言われた。〕「聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。わたしたちのように、彼らも一つとなるためです。 12わたしは彼らと一緒にいる間、あなたが与えてくださった御名によって彼らを守りました。わたしが保護したので、滅びの子のほかは、だれも滅びませんでした。聖書が実現するためです。 13しかし、今、わたしはみもとに参ります。世にいる間に、これらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らの内に満ちあふれるようになるためです。 14わたしは彼らに御言葉を伝えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないからです。 15わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです。 16わたしが世に属していないように、彼らも世に属していないのです。 17真理によって、彼らを聖なる者としてください。あなたの御言葉は真理です。 18わたしを世にお遣わしになったように、わたしも彼らを世に遣わしました。 19彼らのために、わたしは自分自身をささげます。彼らも、真理によってささげられた者となるためです。

奉納祈願

いのちの源である父よ、御子の奉献を記念する供えものを受け入れてください。感謝をこめて行うこの秘跡によって、わたしたちのうちに救いのわざが全うされますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

拝領祈願

いのちの源である神よ、主のとうといからだをいただいたわたしたちが、いつも豊かな恵みに強められ、この偉大なたまものにふさわしい者となりますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。

🌸 分かち合い

 晩餐の席でのイエスの荘厳な祈り(大祭司の祈りとも言われる)の第二部、弟子たちのための祈りの続き。
 「世は彼らを憎みました」、そして、「わたしが世に属していないように、彼らも世に属していません」、ですから、「彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださること」をお願いします、とイエスは御父に祈る。
 イエスは祈りの中で、繰り返し、「世」という言葉を使う。「世」(コスモス)は、本来、神が造られた素晴らしい世界、調和と秩序を表わす言葉。ヨハネ福音書の中で、神は御子を世に遣わし、世は神の子が住まわれる世界となった。「神は独り子を与えるほど、世を愛された」(3.16)とヨハネは語る。しかし、罪が入り、世は神に逆らう力が働く場となった。だから、世は神から遣わされたイエスを憎み、弟子たちを憎む。しかし、神の招きに応え、イエスの弟子となったものは、イエスがそうであるように、「世」に属していない。イエスの願いは、弟子たちを「世から取り去ることではなく、悪から守ってくださること。」
「世」に残る弟子たち、そして、わたしたちは、神に反する力が働く世の影響を受けずにいることはできない。世の提示する価値観は、無意識のうちにわたしたちの心に巣くっている。
 「霊操」の中でルシフェルが掲げる旗は、富、名誉、傲慢。キリストが掲げる旗は、ご自身文字通り生きてくださった、貧しさ、侮辱、謙遜。イグナチオの勧めに従って、世の誘いを見分け、キリストに従って生きる恵みを祈ろう。

細江カトリック教会
作道神父

🌸 祈り

すべてのいのちを守るためのキリスト者の祈り

宇宙万物の造り主である神よ、
あなたはお造りになったすべてのものを
ご自分の優しさで包んでくださいます。

わたしたちが傷つけてしまった地球と、
この世界で見捨てられ、
忘れ去られた人々の叫びに気づくことができるよう、
一人ひとりの心を照らしてください。

無関心を遠ざけ、
貧しい人や弱い人を支え、
ともに暮らす家である地球を大切にできるよう、
わたしたちの役割を示してください。

すべてのいのちを守るため、
よりよい未来をひらくために、
聖霊の力と光でわたしたちをとらえ、
あなたの愛の道具として遣わしてください。

すべての被造物とともに
あなたを賛美することができますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。
アーメン。

(2020年5月8日 日本カトリック司教協議会認可)

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